宮本常一がいつも村を見るときに、高いところに登って観察したという話は、頭に残りました。日本の国土が開発しつくされ、空き地という空き地にソーラーパネルが貼られ、今度は人口減社会。周防大島も立派な家がどんどん主人が亡くなり、腐れていく。もったいないですが、そんな無常感を感じながら、宮本常一が活動したちょっと前の日本の姿を思い浮かべていました。
たまたまドライブで大島に来た時に立寄ったが、日本の民俗学を発展させた大島出身の偉大な学者、宮本常一氏の記念館。同じ大島出身の作詞家、星野哲郎記念館のすぐ横にある。 日本民俗学の草分けだった柳田國男や、歴史学者網野善彦が評価していたという彼の功績は、いわゆる農民一般の民衆ではなく、地域地域で逞しく生きていた、多様で工夫に富んだ各集落の人々、特にマイノリティに焦点を当てていた事なんだと感じた。 また、...
学生時代以来、ずっと尊敬していた「地理学の大先達」であるとともに、日本の僻地・離島をはじめ、国土の隅々まで、聴き取り調査に歩いたという孤高の民俗学者『宮本常一』先生の生涯の記録や写真が収納され、現在も膨大な資料の整理が続けられているという、久しく待望されていた待望の記念館です。!!
ゆっくり考え事ができる場所
宮本常一がいつも村を見るときに、高いところに登って観察したという話は、頭に残りました。日本の国土が開発しつくされ、空き地という空き地にソーラーパネルが貼られ、今度は人口減社会。周防大島も立派な家がどんどん主人が亡くなり、腐れていく。もったいないですが、そんな無常感を感じながら、宮本常一が活動したちょっと前の日本の姿を思い浮かべていました。
日本民俗学の先達
たまたまドライブで大島に来た時に立寄ったが、日本の民俗学を発展させた大島出身の偉大な学者、宮本常一氏の記念館。同じ大島出身の作詞家、星野哲郎記念館のすぐ横にある。 日本民俗学の草分けだった柳田國男や、歴史学者網野善彦が評価していたという彼の功績は、いわゆる農民一般の民衆ではなく、地域地域で逞しく生きていた、多様で工夫に富んだ各集落の人々、特にマイノリティに焦点を当てていた事なんだと感じた。 また、...
日本の僻地離島を隅々まで、聴き取り調査に歩いたという「孤高の民俗学者 宮本常一」先生の記念館です。
学生時代以来、ずっと尊敬していた「地理学の大先達」であるとともに、日本の僻地・離島をはじめ、国土の隅々まで、聴き取り調査に歩いたという孤高の民俗学者『宮本常一』先生の生涯の記録や写真が収納され、現在も膨大な資料の整理が続けられているという、久しく待望されていた待望の記念館です。!!